函館バス U20Hタイプ

 

 このモデルは、贈答用として製作した「函館バス U20Hタイプ」です。います。東急バスファンの方ならご存知の通り、東急バスから函館バスに移籍した一台をプロトタイプに、製作してみました。

ご覧いただければわかるかと思いますが、ベースにした車両は東急バスから発売されたU20Hのコールドキャストモデルです。その改造ですのでまさに実車と同じ改造を施して完成した一台ということになります。

 

 ということで、改造自体は非常に簡単なものでした。塗装も東急バス時代のものを踏襲していますので、全面的な塗り替えも行っていません。ベース車の銀色塗装はそのまま生かして加工を進めました。

 

まず最初に、ベースの東急バスU20Hモデルから、レタリング類をすべて剥がしてしまいます。ベース車が赤帯やレタリング類をすべてデカールで表現しており、さらにクリアー塗装が施されていないのは、改造という観点から見れば非常に好都合でした。セロハンテープで数回レタリングの上を張ったり剥がしたり・・・を繰り返すだけで、下地を全くいためることなく間単荷と層は落とすことが可能でした。

 

 車体の基本的な造形にもなんら変化はありませんので、その後の加工はひたすらにステッカーの製作、ということになります。他の東急バスモデル同様、帯部分およびレタリングはすべて自家製ステッカーです。唯一手を加えたのが正面ライト下のフォグランプ増設。東急バスとの差異を出すにはここの加工だけは外せません。

 

 とは言うもののここの加工も極簡単。他のモデル付属パーツであまっていたプラランナーの中から直径がちょうどいいものを探し出し、そのランナーを薄くスライスして、所定の場所に接着するだけのことです。接着後は薄め(塗料自体をシンナーで薄くといて使用)の黄色を塗ってやります。

 

 お後はステッカーを所定の場所に貼り付けて生きます。赤帯周りは一体のステッカをぐるりと一周張り、側面の大きく描かれた社紋は透明ステッカーに印刷の上丸く抜いて張り付けました。社番も同様に透明ステッカー印刷です。

プロトタイプを函館営業所に所属していた4179号車にしたため、方向幕は晩年同型車が多く姿を見せていたような気がする60系統山の手団地行きに設定。実車の方向幕内容を精密に再現してあります。

 

 側面方向幕は中扉後に設置されていましたのでその場所にステッカーを貼ります。なお後部方向幕は使用されていませんでしたので、元の銀色のままにし、塗りつぶされたような印象にしてあります。本来は後部方向幕の位置には広告枠が設置されていたように思うのですが、正確な形状が把握できなかったので、そのままにしてあります。

 

 最後にワンポイントという意味もあり、また函館バスらしさを出すためには欠かせない(と勝手に思っている!?)正面広告枠を製作しました。スポンサーは車内放送でも頻繁に聞くことの出来る「めがねのワコー」で決定。これを取り付けた途端に「生きたバス」の表情になった感があり、うれしくなってしまいました。

生きたバス、という印象を出すために、車体後部のルーバーにも薄く黒を流し込み、立体感を出してみましたがこれも思惑

 

 通りに効果を出すことが出来たかと思います。なおこの墨入れにはガンダムマーカーのスミ入れ用ふき取りタイプなる製品を使用してみましたが、これは黒の濃度もちょうどよく、非常に使いやすい一品でした。

 以上で完成した函館バスU20Hタイプ、実に簡単な加工でバスの事業者を変えることが出来ますので、いわゆる「費用対効果」「苦労対効果」は非常に高く、オススメしたい簡単加工の1つです。